事業内容につていて考えてみる

会社理念、会社名、ロゴと順調に決まってきたので、事業内容について考えてみた。
闇雲に考えるのも何なので、自分の棚卸し時に使用したビジネスモデル・キャンバスを会社向けに書くことにした。
ビジネスモデル・ジェネレーションに書かれている順番にそって9項目を埋めてみた。

1.顧客セグメント(誰に売るか)

最初が肝心だと思うので、スモールスタートを考えて狭めに設定。いきなり、一般人や一般の会社を相手に仕事を始められると良いのだが、平日18時〜と土日祝日しか時間を割けないので、まずは知人や知人に紹介してもらいやすい人や会社をターゲットにしてみた。
ターゲットはズバリ、「デザイナーやデザイン会社」

2.提供価値(何を売るか)

これは、自分の棚卸しや理念を作った時に考えられたのですんなりと埋められた。
「デザインを熟知するエンジニアが提供するエンジニアリングサービス」や「ITCでデザイン現場の効率化」「ITCで仕事に付加価値をつける」となんとなく定義。具体的な詳細についてビジネスモデル・キャンバスを書き終えてからにしようと思う。

3.チャンネル

ここには、顧客セグメントにどうやってコンタクトをとりどうやって提供価値を届けるか記入する。
コンタクト手段としては、知人への営業、知人からの紹介、IDPCなどの団体に加入して一気に営業するなどを今のところ考えている。
価値提供に関しては、基本的にリモートで完結するように進め、必要な場合は直接会うって感じ。

4.顧客との関係

これは「事業パートナー」として考えていきたい。「下請け仕事」や「丸投げ仕事」は受けない事にする。

5.収益の流れ

これは、顧客からの売上。
他の収益のアイデアはあるけど、完全に異なるビジネスモデルになるので今回はここに記入しない。

6.キーリソース

ここは経営における資源は4つ、ヒト、モノ、カネ、情報について記入する。
モノもカネも特に持っていないので、完全に自分自身の「週20時間の労働時間」と「日々の情報収集能力」「問題解決能力」の3つになる。

7.キーアクティビティー

  • デザインに役に立つ技術の収集・調査・習得する。
  • 数得した技術をタイムリーに提供する。
  • 様々なITCに関する相談を無料で受ける。
  • 常にITCによる面白い収益方法がないかアイデを出す。
  • ITCで何ができるかを常に発信し続ける。

8.キーパートナー

ICT関連の友人(プログラマ、SE、エンジニア)
顧客でもあり協力者にもなるデザイナー

9.コスト構造

  • PCやプリンターやスマホなどのハードウエア
  • クラウドサービス利用費
  • 通信費(インタネット回線、スマホ回線)
  • 書籍代

これらを1枚にまとめると次のようになる。

Studio Under The Treeのビジネスモデル・キャンバス

これらを元に具体的なサービスを色々と書き出しブラッシュアップして、とりあえずスタートが切れる状態に近づけた。具体的な内容は次の通り。

Desital Design WorkSpace
デジタル作業環境の設計・構築
Web & IT Review
WebとITに関する最新レポート
WordPress BackOffice
WordPressの構築・デザイン
MA & CRM BackOffice
MAやCRMの導入コンサル・環境構築・運用サポート
FileMaker BackOffice
FileMakerを使ったオリジナルアプリの開発

詳しい内容については、このサイトのトップページを御覧ください。

会社の経営理念を作ってみる

経営戦略と自分のリソースについて大体把握したので、実際に経営理念を考えてみることに。色々な会社の経営理念を読んではみたものの、色々な理念を読めば読むほど多種多様で何処から手をつけてよいのか今ひとつわからなったので色々なサイトを見て回ることに。そして見つけたのが次のサイト。
「心に響き、役に立つ経営理念の作り方」
http://vision-leadership.net/management-vision-howto/

このサイトでは、経営理念を次の4つの要素に分解してある

  • 使命・存在意義(ミッション)
  • 信念・価値観(バリュー)
  • 行動指針・行動規範(ウェイ)
  • 目指す姿・目標(ビジョン)

自分にはこれがとてもわかりやすく、それぞれについて自分のリソースを鑑みて考えていくことにした。

使命・存在意義(ミッション)

「自分の会社が何者で何のためにやるのか?」について考えるてみる。
使命・存在意義に関係しそうな自分のリソースや関心・嗜好性を箇条書きにすると、

  • IT関連の知識と技術
  • グラフィックデザイン全般の知識と技術
  • 平日は18:00以降、提供できる時間は週20時間ぐらい
  • デザイン作業も楽しいけどエンジニアリングの方がもっと楽しい
  • エンジニアリングで人助けをしたい

てな感じ。これからキーワードを抽出して一つの文章にしてみると「グラフィックデザインの事を熟知しているエンジニアが、デザイナーをエンジニアリングで助ける会社」という感じになる。

信念・価値観(バリュー)

次に「固く信じて疑わないこと、判断や行動の基礎となるもの」について考えてみる。そこで出てきたのが「技術やデザインが世の中を便利・快適にする」という言葉。この信念は不思議と幼少の時から持っていたので、当たり前のことかもしれないけど、すんなりと出てきた。

行動指針・行動規範(ウェイ)

これは「どう行動するのか?」ということ。普段何気なく行動しているけど、改めて考えてみると色々と発見がある。今回は普段やれていないことやりたいことを含め書き出してみることにした。

  • PDCAサイクルを確実に回しながら行動する
  • お客様のお客様に満足してもらえるかを考え行動する
  • お客様が儲かるかを考え行動する
  • お客様にできるかを考え行動する

目指す姿・目標(ビジョン)

これは難しい。事業の計画も立てていない中では何を書いてよいか迷う。色々考えた結果「多くのデザイナーを幸せにする」というのが今のところの目標になった。

で、この4つをそのまま会社概要に掲出しても良いんだけど、ちょっとキャッチーじゃないので、数日時間をかけて「ミッション」と「ビジョン(行動指針)」の2つに集約してみた。実物はこちらで御覧ください。

自分の棚卸しをやってみた

経営理念を考えるにあたりリソースを知ることが大切。
今のところリソースは当然ながら自分自身。まずは自分を知る必要があるだろうということで自分の棚卸しをやってみた。年に数回ぐらい自分のやりたいことの棚卸しをやってはいるけど「自分は何ができるのか?」について真剣に考えたことはあまりなかった。しかし自分をリサーチするにあたり、どこから手をつけてよいのかやはり迷う。
今回は企業のトップにインタビューをする時に使用していた「ビジネスモデル・ジェネレーション」の個人向け版「ビジネスモデルYOU」にのっとって棚卸しをやってみた。

「ビジネスモデル・ジェネレーション」や「ビジネスモデルYOU」ではどうやって整理するのか?というと「ビジネスモデルキャンバス」を使用して自分と環境を整理していく。

「ビジネスモデルキャンバス」とは9つの項目から成り立つ。

  1. キーリソース(あなたはどんな人?どんな財産があるの?)
  2. キーアクティビティー(あなたならではの、大事な仕事や取り組みは?)
  3.  顧客(誰の役に立ちたい?誰のためになりたい?)
  4. 与える価値(どう役に立ちたい?どうためになりたい?)
  5. チャンネル(どう知らせる?どう届ける?)
  6. 顧客との関係(どう顧客と関わり、接する?)
  7. キーパートナー(鍵となる協力者たちは、誰?)
  8. 報酬(何を手に入れる?)
  9. コスト(何を費やす?)

各項目を埋めてみると、不思議なぐらいに物事が整理され見通しがよくなる。

「ビジネスモデルYOU」では、自分がどんな人間なのかを深く考察するフレームワークも用意している。

ライフホイル(人生の車輪)
8つのテーマを選んでそれを円形に配置し、満足度に応じて色を塗っていく
「私はどんな人?」に答える
 20歳以前のどこかの時点に戻って考え次の質問に答える。「何をするのが好きでしたか?」
複数の役割
自分の役割を10枚の紙に書き出し、それぞれの役割に対してワクワクする事を書き出す。共通している点を抽出してまとめてみる。
ライフラインを描く
人生の喜びを感じた時、落ち込みを感じた時の節目をグラフに書く。各出来事を「動詞」を中心にして描写していく。それらを元に「関心」について考察していく。自分のスキルと能力を特定していく。
ホランドの6つの傾向
社会的、芸術的、研究的、慣習的、企業家的、現実的の6つの傾向を数値化して自分がどのような傾向があるかを考察する。
あなたが一番に取り組んでいることはなんですか?に答えてみる

ここまでやってみての感想は、自分のこととは言え外在化すると色々な理解が進むし、忙しさにかまけて忘れていた志っぽいものを見つけることができた。1年に1回ぐらいはやってみても良いかもしれない。

ここまでで書籍の半分。これ以降はビジネルモデルキャンバスと自己認識を元に調整したり構築し直す事が書かれているが、とりあえず今のところは必要性を感じないので今回はここで終わりにすることにした。

まずは「経営戦略」について勉強してみる

よりよい会社にするために

カール教授のビジネス集中講義① 経営戦略

当たり前のことかもしれないけど、会社を設立するにあたり、「何をする会社なのか?」を明確にする必要があると思った。「何をするのか」についてはあれこれとアイデアはあるし、なんとなくのイメージはあるけれど、今回は自分自身のことでもあり、会社設立なんて初めてのことでもあるので、基本に沿ってすすめてみることに。手始めに「経営とはなんぞや」から知るために「経営戦略」から勉強することにした。

読んだ本は「カール教授のビジネス集中講義① 経営戦略」。

この本を選んだ理由は、以前購入して読んでいた「カール教授のビジネス集中講義③ マーケティング」の内容がとても良く、簡潔&的確にまとまっていたからこのシリーズは間違いないと思ったから。しかも1日ぐらいで読んでしまえる本であることも選んだ理由の一つ。

内容は

  1. 経営戦略とは何か
  2. 戦略的思考とは何か
  3. 外部環境と内部環境の把握と分析
  4. 全社戦略・成長戦略策定
  5. 事業戦略
  6. 機能別戦略
  7. 戦略実行

と、結構盛りだくさん盛り沢山。でも基本見開き1テーマという簡潔さで編集されており大変読みやすかった。

ちなみに「経営戦略とは何か」の部分を例に出すと、

経営戦略とは「企業が経営理念に基づいて環境変化に対応しつつ、将来目指す姿に至るまでの打ち手」と定義してある。

経営理念とはビジョン(将来どのような姿になっているのか)とミッション(会社が社会の中で果たすべきこと)のこと。

経営戦略経営理念にもとづきビジネスモデル(企業がいかにして利益を生み出すかというもうけの仕組み)を構築する。

経営戦略・経営理念・ビジネスモデルの関係

といった感じで、用語を簡潔に説明しながら、それらの関係を丁寧に説明してあって本当にわかりやす。

読んでみての感想は、つぎの通り。

  • 基本中の基本ばかりが掲載されている感じで本当に初心者には助かる。
  • 「実行につながらない思考は戦略的思考ではない」という言葉には考えされれた。色々と妄想やアイデアはあるのだけれど、実行するまで至ることがこれまで少なかったからかなりドキッとする言葉だ。
  • 一通り読むと経営者の視点を得られること。ここまで広い視野をもたないと強い企業にはなれないのだなという感想も。
  • 経営戦略を立てるにあたっての思考法が色々とのっていた。普段何気なくやっていることを整理したり、改めて意識することが出来た。
  • 経営戦略を立てるにあたり必要な調査方法・フレームワークが図入りで一通り説明されていて、デザインワークの時やインタビューの時にも役に立てることができる。
  • テーマについて深掘りしたい場合は、紹介されている参考図書を読むという流れになっていて入門書としてはとても良い本だと思った。
  • いままで曖昧だったビジネスモデルやマーケティングが経営とどのような関係にあるのか知ることが出来た。

経営者の方にはもちろんのこと、コーポレートサイトを構築する方や、自分の働いている会社についてもっと知りたいという方にもオススメの本。今後デザイナーももっと経営のことを勉強するべきだと思うので色々な人に勧めていこうと思う。

この本で経営戦略について一通り勉強できたので、経営理念であるビジョンやミッションを実際に作って行く作業へと進む。